森の製材 リソラの 理念

①地域(伊豆)のために役立つ 

②地域(伊豆)の森林と大地を守る

③大きく変化するこれからの社会に、人が地域で生きていくためのものづくりの仕事と場所、循環を作る。


 簡易架線の方法(丸太の片端を地面につけた状態で引く)で集材することにより森の土壌を傷める林道を作らない。皆伐や大規模に細い木を間伐するのではなく、大径になった木から伐採できるようになる。残された細い木は木目が詰んだ美麗な木材に成長し、植林や森の手入れの必要が少なくなる。

 森の中で移動式製材機により丸太を製材し、森の中で桟積みして自然乾燥させる。付加価値の高い幅広の板材や造作材を少ない費用で生産する林業を行う。

 かつて伊豆では林業は主要な産業で、各地に多くの製材所があり多くの人が就業していた。近年、外材との競争や木材利用の変化により木材の価格は出材の費用が出ないほどに低下し、地域の製材所は閉鎖され、林業は助成金を頼る産業に衰退した。

 ところがコロナパンデミックに伴ったウッドショックによる外材の高騰や円の購買力低下から外材の輸入が止まり、木材需要が満足されなくなっている。一方で地球温暖化の環境問題から木材の利用は社会の要請になっている。
 木材は重量が大きい。地産地消して無駄に動さないこと理にかなっている。